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抒情的にたゆたう優雅な曲

 

作品60「舟歌(バルカローレ、またはバルカロール)」は、本当にゆるやかな流れに乗って小舟で美しい風景の中、川を下っていくような素敵な曲です。

 

個人的にはこの曲は二度寝、昼寝の曲です。

 

この曲に初めてなじんだ10代の頃、うとうとしながら布団の中にくるまって聴いていると、本当に気持ちよかったのを覚えています。

 

でも、この曲が書かれたのは1846年。

 

最後の恋人ジョルジュ・サンドとの関係は深刻に悪化しており、肺結核が進行してショパンは3年後には死んでしまう運命にあった時期でした。

 

そんな暗い背景の中で書かれたのに、これほどまで美しく優雅な曲想・・・それを知るとこの曲がますます尊いものに思えてきます。

舟歌(バルカローレ)のYoutube動画集

 

歴史に残る偉大なショパン弾きマルタ・アルゲリッチ(アルゼンチン出身)の演奏。

 

さすがに雰囲気があります。画像が静止画なのが残念ですが。